
障子(しょうじ)は日本家屋における扉、窓に用いる建具の一つで明かりを通すように木枠に紙張りになっていて、明かり障子とも言います。
元来は現在の襖も含めて障子(さえぎるものの意)と言いましたが、平安時代に「明かり障子」として襖から分離しました。
扉を閉じたまま採光できるという機能により広く使われるようになりましたが、ガラスやカーテンが普及するようになって使用は減りました。
しかし、最近ではインテリアとしての評価の他、ガラス戸との組合せによる断熱効果、紫外線カット効果などで見直されつつあります。
障子は日光が当たる事が多いため、襖より日に焼けやすい場所にあります。
穴が開いたり、しみや日焼けをしている障子を真っ白な新品に着替えませんか?
ご注文をいただくとお客様のご自宅や事業所まで取りに伺い、障子枠の汚れを落とし新しく張り替えて、再びお届けにあがります。
一般的な障子の張替えの目安は大体、2〜3年といわれています。
障子紙の種類
障子紙は光の透過率が40%から50%といわれています。
丁度ガラスのような透明なものと、壁などの遮断物の中間にあり、日当りのあたたかい感じを残しつつ、直射日光を適度に遮り、そんな機能からUVカットにも役立っています。
また、最近増えてきたのが強化障子紙といわれる破れにくい障子紙です。 この障子紙よりさらに丈夫なのが、ビニール樹脂に和紙をラミネートした商品があります。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にはお勧めです。
障子紙の種類 | 特徴 |
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手すき楮障子紙 (楮:こうぞ) |
障子紙の最高級品です。材料を吟味し、手間を惜しまず作られるため、風合も丈夫さも抜群です。但し同じ手すき紙でもパルプを主にしたものは品質が落ちます。 |
マニラ麻・レーヨン・ ビニロン等の混抄障子紙 |
マニラ麻やレーヨン、ビニロンなどを40%以上配合したもの。手すき和紙の感覚をのこし、独特の風合と強さをもつ機械すき和紙の最高級品です。 |
レーヨン障子紙 | レーヨン40%以上配合したもの。美しい光沢とかなりの強度などが楮に似ており、原材料が楮にくらべて安いので、質的にも価格的にも最も実用的で、現在いちばん多く使われています。 |
レーヨン入り障子紙 | レーヨン障子紙のミニ版。パルプにレーヨンを20%以上40%未満配合したもの。 |
パルプ障子紙 | パルプを80%以上配合したもの。それだけ強度も低く、風合も落ち、価格的にはいちばん安いものです。 |
プラスチック障子紙 | 障子紙にプラスチックフィルムを裏面から接着したり、両面からサンドイッチのように接着したもの。 |
機能を持った障子紙 | アイロン障子紙、破れにくい障子紙、消臭障子紙、難燃障子紙等の障子紙があります。 その他、模様入り障子紙、カラー障子紙などあります。 |
障子戸の種類
障子戸はその大きさから大きく次のように分類されます。
障子戸の種類 | 概 要 |
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らんま障子 | ![]() ※障子の幅が900ミリ以上を超えると幅広サイズになります。 ※障子の高さが300ミリ以上を超えると三尺障子になります。 |
三尺障子 | ![]() ※障子の幅が900ミリ以上を超えると幅広サイズになります。 ※障子の高さが900ミリ以上を超えると四尺障子になります。 |
四尺障子 | ![]() ※障子の幅が900ミリ以上を超えると幅広サイズになります。 ※障子の高さが1200ミリ以上を超えると大サイズになります。 |
内障子 (大サイズ) |
![]() ※障子の幅が900ミリ以上を超えると幅広サイズになります。 |
雪見障子 (大サイズ) |
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だいたいの費用
※料金は税別の金額です。
種類 | 普通の障子紙 (白馬) |
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らんま障子 | 800円 |
三尺障子 | 1,200円 |
四尺障子 | 1,500円 |
内障子 | 2,000円 |
雪見障子 | 2,200円 |
※幅広サイズや紙の種類に関しては無料でお見積り致しますのでお問い合わせ下さい。
施工の手順
(1)古い障子 |
(2)さんを水でぬらす |
(3)古い障子紙をはがす |
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(4)さんをきれいに拭く |
(5)さんをきれいにした状態 |
(6)刷毛でのりを塗る |
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(7)障子紙を貼る |
(8)余分な部分を切り取る |
(9)完成 |
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